こんにちは、webマーケターのryonoteです。
本記事では、リスティング広告の費用、予算の決め方、費用対効果のポイントについて解説します。
リスティング広告を始めようとしたら最初に悩むポイントを解説するよ!
リスティング広告について学びたい方、費用の決め方を迷っている方の疑問にお答えします。
本記事では、次の4つについて解説します。
リスティング広告について知りたい方は、先にこちらの記事をご覧ください。
リスティング広告の費用はどのように決まる?
リスティング広告の費用は、主に以下の2つの要素で決まります。
- クリック単価:広告をクリックしたユーザー1人あたりにかかる費用
- クリック数:広告がクリックされた回数
以下の計算式から、リスティング広告の総費用を算出することができます。
総費用 = クリック単価 × クリック数
しかし、現実的には単純な計算だけでは費用を正確に把握するのは難しいです。
なぜならクリック単価は、キーワードの競争率と入札単価で決まるためです。
費用の決まり方をより詳細にみていきましょう。
リスティング広告の費用における重要なポイント
重要なポイントは以下の2つです。
①キーワードの競争率
キーワードの競争率とは、同じキーワードで広告を出そうとしている他の広告主の数や強さです。
競争率が高いキーワードは、多くの広告主が争っているため、広告を表示するために必要な費用も高くなります。
逆に、競争率が低いキーワードは、少ない広告主しかいないため、広告を表示するために必要な費用も低くなります。
競争率を測る指標に「競合性」があります。
競合性については、別の記事で解説しますので、そちらをご覧ください。
②入札単価
入札単価とは、広告主が1クリックあたりに支払うことができる最大額です。
例えば、入札単価を100円に設定した場合、1クリックあたり最大でも100円となります。
ただし、実際のクリック単価は入札単価よりも低くなることがほとんどです。
なぜなら、リスティング広告は「オークション」方式で配信されるからです。
どうやって適切な入札単価を設定するのでしょうか?
入札単価設定のコツは以下の通りです。
- 自分の商品やサービスの利益率やコンバージョン率を把握する
- 自分が目指す広告の目的や効果を明確にする
- 自分の広告の品質スコアやランクをチェックする
- 自分の広告のパフォーマンスや予算を定期的に見直す
- 自分の広告の入札単価を最適化するツールや機能を活用する
以上が、リスティング広告の費用の決まり方です。
続いては、リスティング広告の予算を決める際のポイントについて解説します。
リスティング広告の予算を決める際のポイント
リスティング広告の効果を最大化するには、適切な予算の設定が必要です。
リスティング広告の予算を決める際には、以下のポイントをおさえましょう。
①キーワードの種類や品質によって影響される
リスティング広告の広告費は、キーワードの種類や品質によって影響されます。
キーワードには、一般的なものから具体的なものまで様々な種類がありますが、次の性質を持っています。
- 一般的なキーワード:競合他社との競争が激しく、入札額が高くなりやすい
- 具体的なキーワード:競合他社との競争が少なく、入札額が低くなりやすい
一方で、一般的なキーワードはユーザーの検索意図が曖昧であり、クリック率やコンバージョン率が低くなる面も。
反対に、具体的なキーワードはユーザーの検索意図が明確であり、クリック率やコンバージョン率が高くなる期待ができます。
そのため、キーワードは、自社の商品やサービスに適したものを選び、品質を高めましょう。
②広告のパフォーマンスによって変化される
リスティング広告の広告費は、広告のパフォーマンスによっても変化します。
広告のパフォーマンスとは、広告の効果を測る指標で、クリック率やコンバージョン率などです。
広告のパフォーマンスが高いほど、広告費が低くなると期待できます。
広告のパフォーマンスを定期的に分析し、改善しましょう。
以上が、リスティング広告の予算を決める際のポイントです。
続いては、リスティング広告の費用を抑えるポイントについて解説します。
リスティング広告の費用を抑えるポイント
ここからは、リスティング広告の費用を抑える方法を4つ紹介します。
①除外キーワードを設定する
除外キーワードとは、広告を表示させたくないキーワードです。
例えば、「無料」や「口コミ」などのキーワードは、購買意欲が低いユーザーが検索する可能性が高いため、除外キーワードに設定しましょう。
除外キーワードを設定し、無駄なクリックを減らせば、広告費を節約できます 。
②マッチタイプを検討する
マッチタイプとは、広告を表示させるキーワードの範囲を指定する機能です。
マッチタイプは、「完全一致」「部分一致」「フレーズ一致」の3種類があります。
マッチタイプを適切に設定することで、広告の表示回数やクリック率を最適化できます。
一般的には、完全一致やフレーズ一致の方が、部分一致よりもクリック単価が安くなる傾向です。
③品質スコアを高める
品質スコアとは、Google広告やYahoo!広告が各広告の品質を評価した数値です。
品質スコアは、キーワードと広告文の関連性やランディングページの品質などによって決まります。
品質スコアが高いほど、クリック単価が安くなります。
品質スコアを高めるためには、キーワードと広告文の関連性を高める手法や、ランディングページのコンテンツや使いやすさを改善する手法が有効です。
④配信対象を限定する
配信対象を限定するのも重要です。
配信対象を限定すれば、自社のターゲット層に絞って広告を配信できます。
配信対象とは、広告を表示させるユーザーの属性や地域などです。
例えば、「女性」「20代」「東京都在住」といった条件を設定できます。
配信対象を限定し、広告の効率性や効果性を高めましょう。
以上が、リスティング広告の費用を抑えるポイントです。
続いては、リスティング広告の費用対効果を最大化するポイントについて解説します。
リスティング広告の費用対効果を最大化するポイント
ここからは、リスティング広告の費用対効果を最大化するポイントについて解説します。
リスティング広告の費用対効果を最大化するポイントは、以下の3つです。
①広告ランクを向上させる
広告ランクとは、検索結果ページでの広告掲載順位を決める指標です。
広告ランクは、品質スコアとクリック単価の積で算出されます。
広告ランクが高ければ高いほど、掲載順位が上がり、コンバージョン(成果)につながりやすくなる仕組みです。
広告ランクを向上させる=費用対効果を高めると言えます。
広告ランクを向上させるためには、品質スコアとクリック単価の両方に注力しましょう。
ユーザーのニーズに合ったキーワード選定や広告文作成、ランディングページ改善を行います。
また、クリック単価を高めるために、予算配分や入札戦略なども効果的です。
②広告文の工夫
広告文は、リスティング広告において非常に重要なポイントです。
広告文のクオリティは、クリック率・品質スコア・CV率などに直結し、成果に大きく影響します。
広告文を作成するうえで以下のポイントを押さえましょう。
- ユーザー視点の広告文
- 無駄なキーワードは削除する
- 具体的な数値を入れる
- 信頼性を高める
③ランディングページ(LP)の最適化
LPは、広告の品質スコアにも影響するだけでなく、ユーザーの行動にも大きく影響します。
LPがユーザーのニーズに応えられなければ、すぐに離脱されてしまうためです。
以下のポイントを押さえて、ランディングページの最適化を行いましょう。
- 広告と内容が一致しているか
- 見出しや文言がわかりやすく説得力があるか
- 画像や動画などのビジュアルが効果的に使われているか
- コンバージョンへの導線が明確で簡単に行えるか
- 読み込み速度やレスポンシブデザインなどのユーザビリティが高いか
まとめ
本記事では、リスティング広告の費用、予算の決め方、費用対効果のポイントについて解説しました。
リスティング広告の費用における重要なポイントは、以下の2つです。
予算を決める際のポイントは、以下の2つです。
リスティング広告の費用を抑える方法は、以下の4つです。
リスティング広告の費用対効果を最大化するポイントは、以下の3つです。
リスティング広告で成果を上げるには、費用の決め方や費用対効果が非常に重要です。
ぜひ、リスティングの費用について深く理解しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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