こんにちは、webマーケターのryonoteです。
本記事では、オウンドメディアのKPI設定、具体的なKPI、KPI設定の注意点ついて解説します。
KPIを設定しないオウンドメディア運用はありえないよ!
オウンドメディア運用をしている方、オウンドメディアで成果を出したい方の疑問にお答えします。
オウンドメディアについては以下で解説しました。
本記事では、次の3つについて解説します。
初心者でもわかりやすいようにまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
オウンドメディアのKPI設定
オウンドメディアにおけるKPIは、KGIと密接な関りがあります。
KGIは最終的なゴールなので1つしかりあませんが、KPIはゴールまでの各ポイントに設定します。
KPIを1つずつクリアした先に、ゴール(KGI)があるというイメージです。
KGI達成までの段階的なKPIの設定は「KPIツリー」と呼ばれているよ!
KPIはKGIを達成するための中間目標とも言えます。
KPI設定はポイントごとに設ける
KPI設定では、ユーザー心理や行動にあわせたポイントごとの設定が求められます。
そのためカスタマージャーニーが有効なので、ぜひ使用しましょう。
カスタマージャーニーを意識して、ユーザーの心理や行動に合わせたKPI設定をすれば、最適なKPI設定が期待できます。
オウンドメディアにおけるKPIは一概にこれを設定すると言えるものではなく、KGIに合わせてたKPIの組み合わせを考えていきましょう。
KPIツリーの設計がオウンドメディア運営のカギ
オウンドメディア運営で成果を出すには、KPIツリーの設計がとても重要です。
KPIツリーの設計をしていないと次のような失敗に陥ります。
- KPIとKGIがごっちゃになる
- KPI達成のための施策が取れない
よくあるケースが、KPI=KGIになってしまい、何のためにオウンドメディアを運営しているのかわからなくなってしまう場合です。
「月間100万PV達成!」でもそれはKGI達成のための途中経過でしかないよね!
でもKPIを達成が目的になってしまい、運営が失敗になってしまう場合もあるよ。
以上がオウンドメディアのKPI設定についての解説です。
続いては、オウンドメディアのKPIの具体例について解説します。
オウンドメディアのKPIの具体例
ここからはオウンドメディアでよく設定される具体的なKPIを解説します。
①記事数
記事数はオウンドメディア立ち上げ時によくKPIとして設定されます。
立ち上げ時では、継続的な記事作成の体制づくりや情報を網羅する点が必要です。
記事をwebライターに外注する場合には、ディレクション業務により目標の記事数を達成します。
SEOの観点や露出機会においても、立ち上げ時は記事数を増加させ、Googleからの評価を得る点も重要です。
②PV数
安定して記事数を作成できるようになったら、PV数をKPIに設定しましょう。
単純な記事数だけでなく、どれくらい記事が見られているかで、成果を判断する段階です。
記事毎のPV数やオウンドメディア全体のPV数で目的達成に向かっているかを判断します。
サイトを訪れたユーザー数が重要な場合には、UU数をKPIに設定したりもするよ!
③セッション数
セッション数は、ユーザーがサイト訪問した回数です。
一定期間に安定したユーザー数を確保したい場合、セッション数をKPI設定するのがおすすめです。
④オーガニック流入数
オーガニック流入数は、検索エンジンから流入したユーザー数です。
オーガニック流入数を増加させるには、SEO対策が欠かせません。
SEO対策に力を入れている運用なら、成果を測るためにオーガニック流入数をKPIに設定しましょう。
⑤SNSシェア数
SNSをメインとした運用なら、SNSシェア数は重要な指標です。
SNSシェア数は、どれだけ読者に注目されているかを測ります。
⑥検索順位
対策KWが明確なら、検索順位をKPIに設定しましょう。
ユーザーニーズに対する記事の検索順位が高ければ、ユーザーニーズにコミットメントしたコンテンツが作れているという証です。
⑦CV数・CVR
購入や申込が期待できる段階なら、CV数やCV率をKPIに設定しましょう。
基本的にCV数はKPIには欠かせない指標です。
あわせてCVRも重要な指標となります。
⑧コンテンツスクロール率
コンテンツスクロール率は、ユーザーがアクセスしたページ全体の何パーセントまでスクロールしたのかを示す指標です。
つまり、ユーザーがどのくらいコンテンツを見てくれたのかがわかります。
コンテンツスクロール率が低い場合、コンテンツはユーザーニーズを満たせなかった恐れが高いです。
コンテンツスクロール率をKPIに設定すれば、ユーザーにコンテンツが評価されているかどうかが分かります。
ただし、スクロール率が高くても最後まで読まていない場合もあるので注意しましょう。
⑨エンゲージメント数
SNSではエンゲージメント数も重要な指標です。
特に最近のSNSではエンゲージメント高く評価するアルゴリズムを採用している様子が見られます。
これまで以上に、SNS運用ではエンゲージメント数が重要です。
以上がオウンドメディアのKPIの具体例についての解説です。
続いては、オウンドメディアのKPIツリーを作るについて解説します。
オウンドメディアのKPI設定時の注意点
ここからは、オウンドメディアのKPI設定時の注意点を解説します。
実際にオウンドメディアを運営して私が心掛けているポイントでもあるので、ぜひ参考にしてください。
①KPIは効果測定できるものにする
大前提としてKPIは数値として効果測定できるものでなくてはなりません。
具体的な数値目標を設定すれば、目標達成までがわかりやすいうえに、分析も効果的になります。
「ユーザーに喜んでもらう」「コンテンツの質を上げる」みたいな目標はKPIではNGだよ!
②KGIを吟味してからKPIを設定する
基本的にKPIの設定は、KGIからトップダウンで設定します。
そのため、KGIがざっくりとした目的では、成果の達成は難しいです。
KPIを設定するまでに、しっかりとKGIを吟味して決めましょう。
③PVを設定する場合は注意
PVをKPIに設定するオウンドメディアは多くありますが、少々注意が必要です。
まず、認知度拡大の時期にPVをKPI設定するのはおすすめしません。
主な理由は次の2点です。
- PV数は季節やトレンドによって左右されるため
- PV数を求めなくても、検索順位向上でPV増加が見込めるため
もちろん、PVを設定してはいけないわけではありません。
認知度拡大の時期では、PVを求めるより、SEO対策をして検索順位向上を行うべきということです。
④現実的な数値を設定する
KPIは努力目標ではありません。
無謀なKPI設定は運営体制に無理な負荷がかかったり、施策のミスがにつながります。
⑤期限を設定する
KPIを設定する際には、必ず期限も設定しましょう。
期限なくKPIの設定をしても、成果がでないばかりか、目標のない運用になる恐れもあります。
以上がオウンドメディアのKPI設定時の注意点についての解説です。
まとめ
本記事では、オウンドメディアのKPI設定、具体的なKPI、KPI設定の注意点ついて解説しました。
オウンドメディアの具体的なKPIは、以下の通りです。
オウンドメディアのKPI設定時の注意点は、以下の通りです。
オウンドメディアのKPI設定では、ユーザー心理や行動にあわせたポイントごとの設定が求められます。
フリーのwebマーケターにとってもオウンドメディア運用は大きなお仕事の1つです。
これからwebマーケターを目指す人はもちろん、現在活躍している方もぜひもう一度復習しておきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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