こんにちは、webマーケターのryonoteです。
本記事では、SEOとはなにか?SEO対策ってなにをするの?について簡単にまとめました。
SEOとSEO対策って別物?SEOライティングとかも聞くけどよくわからない
SEOについて知りたい方、webマーケターになりたい方、SEOライティングを身に着けたい方の疑問にお答えします。
マーケティングの知識や、専門用語などを知らなくても理解できるようにまとめました。
本記事では、次の5つについて解説します。
SEO対策はwebマーケターやwebライターに重要なスキルですが、複雑でわかりづらいです。
今回は初心者に向けて、ざっくりとした理解をしてもらえるようまとめています。
また、僕の経験から学んだ内容も盛り込んでいますので、ぜひ最後までご覧ください。
SEOとは?
SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことで、自身のサイトに検索で訪れる人を増やすために行われます。
検索エンジンは、日本でのシェアがほとんどGoogleなので、Googleで検索した際に上位に表示されるようにする方法と考えてOKです。
もう少し踏み込んでいえば「検索キーワードに対して、上位表示を狙うための技術」と言えます。
SEO対策は、文字通りSEOのための対策・施策ですが、同義語として使われることも多いです。
SEO対策はなぜ重要?
webマーケター・webライター・ブロガーにとってSEO対策は重要です。
SEO対策が重要とされる理由は「売上に直接関わる」から。
ほとんどのwebサイトは、検索からのアクセスが80%を超えます。
上グラフは、日本における検索順位とクリック率(CTR)をグラフにしたものです。
順位が高いほど、クリック率が高い=アクセスされることがわかります。
10位までで約40%のクリック率を超えるよ。最低でも10位以内を目指したいね!
アクセス数が上下するということは、売上も上下するということです。
そのため、企業は検索順位を一つでもあげるため、SEO対策を重要視しています。
検索順位が決まる仕組み
さて、検索順位を上げることが重要だと理解ができましたが、そもそも検索順位はどのように決まるのでしょうか。
クロール
クロールとは、Googleの検索エンジンのロボット「クローラー」がコンテンツの内容を認識することです。
クローラーはwebページを巡回しており、クローラーに認識してもらえない=クロールされていないページはGoogleの検索で表示されません。
クロールをしてもらうため、サーチコンソールからリクエストを出すことが出きます。
インデックス
クロールされたページは、Googleのデータベースに登録されます。
これがインデックスです。
ページに不備があると、クロール済みだけれどインデックスされない場合があります。このときは、不備を修正して、サーチコンソールからインデックスのリクエストを行います。
ページがインデックスされているかどうかは重要なため、インデックス=データベースに登録されると覚えておいてください。
ランキング
インデックスされたページは、Googleのアルゴリズムに従い評価され、順位が決定されます。
SEO対策はランキングで、順位を上げてもらえるよう、ページを高く評価してもらうための対策と言えますね。
以上がSEOの簡単な説明です。
続いては、SEO対策のトレンドについて解説します。
SEO対策のトレンド
具体的なSEO対策の中身について解説する前に、SEO対策のトレンドについてまとめます。
最近は小手先のSEO対策が通用しないため、よりトレンドを意識したSEO対策が重要です。
ユーザーファースト
前述のとおり、検索順位はGoogleのアルゴリズムによって決められており、SEO対策も変化・進化を続けています。
最近のSEO対策のトレンドは「ユーザーファースト」です。
トレンドを理解するために、SEOにとって大切なGoogleの評価基準についてまとめます。
Googleの評価基準
Googleがどのようなサイトを評価するのかを知ることは、検索順位を上げるためにとても大切です。
以下で解説します。
10の事実
Googleは会社設立当初から10の事実を掲げています。
「1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」を見ても、ユーザーに有益な情報を、シンプルに伝えることが求められていると分かります。
E-E-A-T(旧E-A-T)
GoogleはE-A-Tを重視して、サイトを評価しています。
2022年12月には、従来のE-A-Tに経験を含めたE-E-A-Tとあらわされるようになりました。
今後、コンテンツには作成者の経験や、経験を元にした内容が評価項目になっていくと予想されます。
また、E-E-A-Tについては、MarketingDriven様の記事が非常に参考になります。
こちらもぜひご覧ください。
Googleは「ユーザーファースト」を求めている
Googleの評価基準から「ユーザーにとって価値のあるサイトかどうかが求められている」ことがわかります。
検索したユーザーの悩みやニーズに徹底的に答えることで、アクセスアップにつながるということです。
だから今のトレンドは「ユーザーファースト」なんだね。
ユーザーの悩みを解決するサイト・コンテンツ作りが大事だね!
以上がSEO対策のトレンドについてです。
ここからは、SEO対策の種類について解説します。
SEO対策の種類
ここまでSEOのトレンドについてまとめました。
以下では、具体的なSEO対策の手段について解説します。
特にコンテンツ施策は重要なので、しっかりと理解を深めましょう。
コンテンツ施策
コンテンツ施策とは、ユーザーのニーズに沿ったコンテンツを記載したサイトを作成する手法です。
以下では、どのwebサイトでも共通して重要な施策をまとめました。
①ユーザーのニーズに応えるコンテンツを作成する
検索を行うユーザーには、疑問やニーズを持っています。
SEOの大前提として、ユーザーの疑問やニーズを解決できるコンテンツでなければ、アクセスは増加しません。
重要なのは、ユーザーがどのようなニーズを持っていて、どのようなキーワードで検索するかを想像することです。
たとえば本記事は、以下のようなニーズと検索キーワードを想定しています。
- ニーズ:SEOについて知りたい。SEO対策に詳しくなりたい。
- 検索キーワード:「SEO とは」「SEO対策 やり方」
検索キーワードを知ることで、ユーザーの悩みを逆算することができます。
キーワード選定の方法は、別記事で詳しく解説します。
②E-E-A-T(旧E-A-T)を意識する
E-E-A-TがGoogleの評価に大きく影響することは、前述のとおりです。
では、どのようにしてE-E-A-Tを確保すればよいのでしょうか。
まずは次の2点を意識してみましょう。
- ソースを明確にする
- 充実した運用者情報を明示
ソースを明確にする
コンテンツのソースが明確でなければ、正しい情報を発信しているかわかりません。
とくに外部のソースを参照する場合には、出来る限り公式や著名な書籍といった権威性を持つソースを利用しましょう。
充実した運用者情報を明示
運営者情報がないサイトは、ユーザーからの信頼を得られません。
例えば、ryonoteblogはwebマーケターのryonoteが自身の知識と経験をアウトプットする場所であると、僕の経歴と共にプロフィールに記載しています。
仮にryonoteがどのような経歴なのか全く記載していなければ、ユーザーはryonoteblogのコンテンツに共感や信頼を持つことはできないよね。
企業であればより、会社概要や各種ポリシー、メディア掲載などを記載してユーザーの信頼を得る必要があります。
③一次情報を取り扱う
一次情報とは、オリジナリティと考えてもらうとわかりやすいです。
「自身の体験から得た情報、自身のオリジナルの情報、自身が行った調査や実験で得た情報」をユーザーは見たいと思っています。
ryonoteblogでは、フリーランスのwebマーケターであるryonoteの経験した内容を含んで発信しているよ。
世の中にはwebサイトやさまざまなコンテンツがあり、100%オリジナルなものを作成するのは、とても難しいです。
まずは、自身の体験から得た知識や情報を交え、オリジナルな話題を含むことから始めましょう。
オリジナリティを出すために、ただ自分の考えや体験を伝えるだけでは意味がありません。重要なのはユーザーにとって価値のある情報を提供することです。
④情報の鮮度を大事にする
情報は鮮度が命です。
ここでいう鮮度とは、次の2つの意味があります。
- 情報そのものが古くないかどうか
- 情報を伝えるタイミングは遅くないか
情報そのものが古くないかどうか
例えば、「IT補助金の申請の仕方」というコンテンツをサイトに掲載しているとします。
ですが、IT補助金制度は毎年少しずつ内容が変わります。
2020年に作成したコンテンツをブラッシュアップしなければ、2022年には誰も見てくれないどころか、間違った情報を発信しかねません。
法律や制度のみならず、マーケティングといったジャンルでも同様です。
10年前のトレンドを今発信しても、ユーザーにとって有益にはなりませんよね。
情報を伝えるタイミングは遅くないか
情報は発信するタイミングも重要です。
例えば、ハロウィンについてまとめた記事を、正月に掲載しても、アクセスは伸びませんよね。
業界によっては、1日、数時間で情報の鮮度が落ちるものもあるよ!
トレンドに関する発信なら、より鮮度を意識する必要があります。
ユーザーがどのタイミングで、その情報を見たいと思うのかを考えて発信しましょう。
⑤ユーザービリティを意識する
本記事では、ユーザービリティを「ユーザーの使いやすさ・ストレスがないか」と考えています。
ユーザビリティはよく、ユーザーインターフェース(UI)と混同され、ユーザーが使いやすいデザインのことと考えられますが、UIは一つの方法でしかありません。
ユーザービリティでは、「ユーザーが満足にサイトを使えるか」が鍵になります。
もちろんサイトは、デザインがよく、読みやすいフォントで、表示が速いに越したことはありません。
その上で、初めてのユーザーが迷わずに操作でき、直感的に行いたい動作ができる必要があります。
また、ターゲットによってユーザービリティは変わります。
旅行先を探す人と、旅行先のホテルを予約したい人なら、使いやすいデザインは変わるよね
ターゲットユーザーの気持ちを考えて、サイトのデザインや配置を行うことが、ユーザービリティを高める一歩になります。
⑥固有名詞で検索される機会を増やす
いきなりは難しいですが、サイトの露出を増やして、知名度を向上させましょう。
サイトやあなた自身の知名度が向上すると、多くの経路(チャネル)をたどってサイトへの流入が増えてきます。
露出が増えて、知名度が向上すると固有名詞で検索される機会が増えます。
いずれは「ryonoteblog」がたくさん検索される?
僕も有名になっちゃうかも!?
知名度が上がるほど、ファンと呼べるユーザーが増え、固有名詞はブランド化。
この状態になるとチャネルからの流入がさらに増え、複合的にアクセスが増加します。
内部施策
前提として、内部施策は重要ですが、内部施策だけで大きな成果は上げずらくなっています。
ですが、内部施策を気にしなくてよいわけではありません。
僕も初めてつくったブログでは、内部施策をほとんどせず、3カ月間上手くクロールされないということがありました。
内部施策では以下のような内容を行います。
- タイトルタグやディスクリプションの設定
- 見出しとなるhタグの調整
- パンくずリストの最適化
- 構造化マークアップ
- XMLサイトマップ、robots.txtの設定
- パンくずリストの設定 etc…
内部施策だけで、ほかサイトと差別化するのは難しくなっています。
ここでは、内部施策を怠ると「検索結果にキチンと表示されない、上位に表示されない」とだけ覚えてください。
内部施策の具体的な方法についてはこちら。
外部施策
自身のサイトに、外部からのたくさんのリンク(被リンク)を集めることが外部対策です。
もちろん、簡単にはいきません。
外部施策は、ユーザーにとって有益な情報を発信しつづけている結果、さまざまなサイトから参考にされリンクも集まると考えましょう。
あくまで重要なのはユーザーファースト。
自作自演のリンクや被リンクを買ったりする行為は絶対NG!
以上が、SEO対策の施策です。
続いては、SEO対策のメリット・デメリットについて解説します。
SEO対策のメリット・デメリット
以下ではSEO対策のメリット・デメリットについてまとめます。
ここまでSEOの重要性やトレンド、具体的な施策について解説してきました。
改めて、メリット・デメリットを確認しておきましょう。
一方で、SEO対策のデメリットは、やることのデメリットというよりも、結果が伴わないリスクと考えてください。
SEO対策をしないほうがよい理由というのは、基本的にはありません。
以上が、SEO対策のメリット・デメリットです。
続いては、SEO対策でやってはいけないことについて解説します。
SEO対策でやってはいけないこと
以下では、SEO対策でやってはいけないことをまとめました。
基本的に、SEO対策をしないほうがよい理由はないとお伝えしましたが、やってはいけないことがあります。
Googleの品質に関するガイドラインを守らず、不正に順位を上げようとする(ブラックハットSEO)と、ペナルティを受けるリスクがあるので注意が必要です。
ペナルティを一度でも受けると大幅に順位が落ち、もう一度、上位を獲得するのは難しくなります。
①検索キーワードを極端に詰め込む
検索キーワードや関連するキーワード(サジェストキーワード)を、本文に散りばめることは、SEOとっても有効な方法です。
ですが、キーワードを過剰に並べて、どんな検索にでも引っかかるようにするのはNG!
文法は間違っていないけれど、意味をなさない文章(ワードサラダ)を掲載するのもダメです。
そうした行為はスパムとみなされ、ペナルティを受けるリスクが高まります。
②自作自演の被リンクを設置する
外部施策でも解説しましたが、被リンクを自作自演したり、購入することは絶対にしてはいけません。
一時期多く行われていた、ペーパーサイトを複数作り、被リンクを行う行為(自作自演リンク)は、ペナルティの対象になります。
一時期、自作自演リンクが流行ったこともあって、Googleも目を光らせているよ!
③相互リンクを大量に行う
被リンクをもらうために、相互のサイトをリンクしあう(相互リンク)ことは、SEOに悪影響を及ぼします。
ユーザーの利便性を向上させる被リンクであれば、問題ありません。
しかし、ただリンクを並べるだけのページは、サイトの価値を下げるので注意してください。
④内容の薄いページを大量生成する
一瞬、自分のサイトやページは内容が薄いかも?と心配になりますが、内容の薄いページとは、以下のようなページです。
- 固有名詞だけを変えた、内容がほとんど変わらない大量のページ
- 広告が中心で、中身がないページ
- 大量に生成された、極端に文字数が少ないページ
文字数に関しては、何文字以上だからSEOに評価されるというわけではありません。
ですが、ユーザーに有益な情報を伝えるには、それなりの文字数が必要になるはずです。
⑤アンカーテキストを不自然に利用する
アンカーテキストとは、ほかのWebページへのリンクを表示する文章のことです。
このテキストに、リンク先と関係のないキーワードを仕込んではいけません。
関係ない文章や不明なキーワードの羅列を入れると、ペナルティを受けるリスクがあります。
アンカーテキストとは、ユーザーに有益になるように配置しましょう。
⑥strongタグの使い方に注意!
多くの方が、文字を強調するstrongタグを使用していますよね。
strongタグは、文章の装飾だけでなく、検索エンジンにも「この文章は重要だ」と伝えており、SEOにも影響を与えています。
ですが、strongタグを多用しすぎることは、SEOに悪影響を与えます。
多用すると、検索エンジンはどの文章が重要なのか、分からなくなってしまいます。
また、見出しやタイトルにstrongタグを使うと、二重強調とみなされ、評価が下がりることも。
strongタグの上限はいくつかと聞かれれば、困るのですが、重要な視点はユーザーが見やすいかどうかを意識しましょう。
例えば、ryonoteblogでは、strongタグを多めに使っているよ。
これは、その話題で最低限、ユーザーに覚えてほしい文章に強調しているから。
⑦コンテンツと関係のないタイトルを設置しない
当然ですが、コンテンツに関係のないタイトルでユーザーのアクセスを狙ってはいけません。(クリックベイト)
いわゆる「釣り」と呼ばれる手法ですが、ユーザーを騙すだけでなく、SEOにおいては評価が下がる原因になります。
以上が、SEO対策でやってはいけないことです。
正しいSEO対策で、アクセスアップを目指そう
本記事では、SEOとは、SEO対策の施策などについて解説しました。
SEO対策の種類は次の3つです。
具体的なコンテンツ施策の方法は、以下の通りです。
また、やってはいけないSEO対策は以下の通りです
SEOはwebマーケターにとっては必須級のスキルです。
webライターやブロガーにとっても重要ですので、この機会にしっかりとマスターしましょう。
「webマーケティングの施策について、もっと詳しくなりたい」という場合には、こちらの記事もお読みください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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